バスで通勤を始めてからいろいろな光景を目にするようになった。三国本町でバスを降りて会社までの約20分。これまで気がつかなかった様々な人達の日常を目にする。
会社までの通勤路に三国小学校と三国中学校がある。私の出社時間と学生の通学時間が重なるため彼らの会話を小耳に挟みながら歩いている。
先日は、小学生が、「いちにさんまのしっぽゴリラのむすこ」と歌いながら歩いていた。ある子が「なんでゴリラのむすこって言うんやろう。」と。相当久しぶりにこのフレーズを聞き、頭に電気が走ったような気がした。昔私も歌っていたな。何にでも「なんで?」と思うところが好奇心旺盛、子供の特徴なんだろう。私は「ゴリラのむすこ」の部分に「何で?」と思ったことはないけれど、数字のごろあわせかなと勝手に納得していた・・。ちなみに、続きは「なっぱはっぱくさったとうふ」だったかな。
また、昨日は、中学生に出会った。「おれ、むっちゃ宇多田のCD欲しいねん。」「え!そうなん。」「むっちゃ好きやねん。」「え、宇多田って誰?」「え!おまえ知らんの。宇多田ヒカルやん。だっせー。」ちょっと意外でした。しかし、そういう私もたのきんトリオが全盛期の頃、マッチを知りませんでした。
そして、今日はまた中学生の会話。「何で迎えに来てくれへんかったん?家の前でずっと待っててんで。」「あ、今丁度言っててん。道間違えたんかな。あっち曲がらなあかんかってんな。ほんま、行こうと思っててん。」「…。」「ごめんよ。ごめんよ。」若いと言うことは時にとても無情で…。人と言う者は痛みと共に成長する。若さゆえ武器用で極端だったりする。年を重ねることでころあいを知ってゆく。
こんな感じで毎朝新鮮な空気を吸って一日を過ごさせてもらっている。校門では先生がお出迎え、「おはよう。」「おはようございます。」と。彼らにとってはなんら不思議でないいつもの光景だろうが、私にはとても神秘的に感じるのでした。
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